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by Z_oldriver
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(n・ω・)η
どうもどうも(n・ω・)η小説だよ!
いよいよ出会い編現状では最後の一本となりました
今回はこいつらだっ(・ω・)つ
(n・ω・)η_f0004638_1133516.jpg


ぶっとびクルセイダー(何)ウィンドと
そのウィンドがちょっと気になっちゃってる忍者の時雨です(・ω・)
今回は果たして客観視点から脱却できてるのか!多分無理!(マテ
いや、だって指摘を受けた頃にはもう書きあがってたし(ノ∀`)
それでは!

*注意事項
この小説はあくまでも創作です
実際にゲーム中でこういう出来事があったわけではないし
性格も全て俺の脳内設定に基づく物ですのでご了承ください(・ω・)




[小春の縁側にて物思ふ]

ズズズズズ…

「はふぅ…」
暖かい日差し差し込む縁側で、音を立てて茶をすする
あぁ…やはりこの時が一番幸せだ…
久しぶりに戻った実家でゆったりと過ごすこの至福の時間
少し離れた所で丸くなっている愛猫が目に入り、思わず声を掛ける
「虎~、こいこい」
顔を上げ、少し首を傾げるような仕草を見せた後膝へと飛び乗ってくれる
「よしよし…」
そっと頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を細めてくれる
うんうん、やはりコイツは可愛いな…猫は気紛れで奔放、とはよく言うが
この子は素直でいい子だ…何処かのバカとは大違いだな、うん
アイツときたら自由奔放で、まるで何を考えているのか想像もできん

……そこが魅力なのだが、うん
実際非常識な行動は取らないし、周囲を気遣える神経は持っているようだし…
……ってアホらしい、何を考えてるのだ私は
どうもイカンな、最近アイツの事を考えている時間が増えている気がする
まぁ、その…惚れてる事は自覚してはいるが…
それにしてももう少し自重せねば…

いわゆる、一目惚れと言う物だったんだろうか……


あれは、忘れもしない3年前の雨の日…

私は一人、ミッドガルド王国北部・ミョルニール山中にいた
特務隊に配属されたばかりとは言え、周りからも期待されていた
何せ私の祖父はその特務隊を纏める総大将なのだから
その日は酷い雨だった、本来ならこんな危険な山中にいてはいけない
そんなのは解りきっていた事だったのに。まだひよっこの私は焦っていたのだろう
少しでも早く強くならなければ、祖父の名に恥じぬ立派な忍びにならなければ
そればかり考えていたような気がする

「く…」
私は走っていた、激しい雨に体を濡らしながら必死で走っていた
息は上がり、寒さと傷の痛みに体が震え、次第に意識は朦朧としてくる
脇腹に打ち込まれた毒が次第に自分の体を犯していくのが実感できた
キュアアァァァッ!
「…ッ!」
奇声を上げながら目の前の大きな草むらから何かが体を起こす
『アルギオペ』強い毒性を持つ巨大な芋虫のモンスターだ
しかも1匹だけではない、辺りを見回すと1匹、2匹と続くように
体を起こしてくる。更に自分を追っていた1匹が追いついてくる
「万事休す…か」
自分の見通しの甘さを呪わずにはいられなかった
虫の化け物など焼き払ってしまえばいいと、そんな甘い考えでいて
山の天気は変わりやすい、何て事今更言うような事でもないだろうに
突然の雨で烈火石の術はまるで役立たずになり
懐を探ってみれば何も無い、蝶の羽も、蝿の羽も
余りの準備不足、数刻前の自分は何をやっていたのかと問い詰めたくなった
そんな風に狼狽している内に化け物に痛めつけられ、気がつけばこの有様だ
このまま無事でいられる筈が無い
この不気味な虫どもに貪られる恐怖を感じ、私は思わず後退りしてしまう

カラカラカラ…

もう後ろは崖、これ以上は逃げ道もない
「覚悟を決めるか…」
そう、思った

刹那

ガゴォンッ!
「何っ!?しまっ…!」
突然足元が崩れ落ちた
意識を向ける間も無く私の体は滑り落ちて行く
「うあぁぁぁあぁぁぁ…!」
勢いよく壁面に叩きつけられ、体が軋む
転げ落ちるように崖を下って行く
何とか体勢を立て直さないと…そう思ったとき
ゴスッ
「は…ぐ…」
何かが自分の体を直撃する
落石だったのか、或いは崖からも乱立していた太い木の幹だったか
何にせよ、そこで私の意識はプッツリと途切れた

パチパチパチ…

「ん…う…」
薄ぼんやりと、霧がかかったようになりながらも
少しずつ意識が覚醒していく。どうやら暗い洞窟のような場所のようだ
火の爆ぜる音と、その暖かさが真っ先に感じられ、少しの安堵感を覚える
次第に視界がはっきりしてくると

顔が覗きこんでいた

「うあっ!?!」「ぬおっと!」
思わず飛び起き、後ろへ飛び退ろうとして
ゴンッ!
「~~~~~ッ!!!!」「おいおい、何やってんだ…」
激しく後頭部を天井にぶつけた…本当に何をやっているんだ…
「大丈夫か?」
思わず頭を抑えてうずくまる私の顔を、また覗き込んでくる

何故か、頬が暑くなった

それを誤魔化す為に短刀を抜き、大声を張り上げる
「う、五月蝿いっ!貴様一体何者だ!」
「何者だ…て、見りゃわかんだろうよ。こんなモンスターがいるか?」
よく見ると立派な鎧にマント、聖十字の刻まれた剣を腰に携えている
確かにモンスターではないのは一目でわかった
「全く、命の恩人相手に剣を抜くたぁ、どういう教育受けてんだ?」
「へ?」
「へ?じゃねっつの、お前が傷だらけで転がってるから
 引っ張りこんで手当てしてやったってのに、いきなり剣向けられちゃたまらんぞ」
「で、では、お主が助けてくれたのか?」
「だーかーらー、そうだっつってんだろ!…ん?」
はて、と首をかしげながら少し思案しているようだったが突然
「あーあーあー、はいはいはい、納得納得」「な、何なのだ一体!」
「いや、なに、お前さん『本物の』忍者だろ?」「な…」
天津とミッドガルドの交流は今に始まった事ではない
忍びの技術も資格をもち、求める者には与えてきた
しかしそんな『忍者』が職業として普通に出回っている中で
『本物の』などとわざわざつける辺り何か怪しい
「何をわけのわからない事を…」「ま、別に何だっていいがね」
警戒する此方の心情を知ってか知らずか、軽く言って後ろを向いてしまう
「お主、一体『何者』だ?」「何者って…さっきも同じ質問したろ」
「…聞いている意味はわかっている筈だ」「やれやれ…」
わざとらしい大きな溜息、大げさに肩をすくめる
「別に何者でもねぇよ、しがない冒険者さ
 ただ見てきた物の量が違うってだけのな
 後な、その物言いは生粋の天津人(あまつびと)のモンだ
 本物ってなぁそういう意味さ」
「む…」「それとも、何か特別な意味でもあるのかな?」
振り向いた奴の顔はにんまりと笑っていた。してやったり、と言った感じだ
「…してやられた、と言うわけか」「別に、何だっていいってのはマジだしな」
まただ、軽く言い放つ
言い返している時は何と言うか、とても楽しそうに喋っていたのに
何だっていい、という言葉には本当に何の感情も篭められていないように聞こえた


ザァザァと雨の音だけが狭い洞窟の中に響き渡る
「本当に…」「んぁ?」
呟くように声を絞り出す、少し寒いのもあったが
それ以上に不思議で、そして聞いてはいけない事なんじゃないかと思ったから
「本当に興味が無いんだな、私が何者なのか」
「お前もしつっこいねぇ」「私は真面目に聞いているんだ」
少し攻めるように、睨みつけながら言ってみる
もっとも向こうは相変わらず背中を向けているから見えていないわけだが
「私が、恩を仇で返すような人間だったらどうするつもりだ」
「背中からグサっと!ってか?」「そういう人間がいないわけではないだろう」
「やれやれ…考え方が殺伐としてんなぁ」
振り返ったその表情は、困ったような呆れかえったような、そんな顔だった
「大体それ言ったらお前はどうなんだ?」「え?」
「俺がお前を助けたって恩売って
 お前をどうにかしようって輩だったらどーすんのよ?」
「う…いや、それは…その…」
言われてみればそれはそうだ
「な?言ったらキリねぇだろうによ。まぁ嫌な世の中になってんのは認めるけどな
 ま、ここは一つお互い信用するとしようや、疑ってばかりいても気分悪いぜ」
「そうか…そうだな…」「そういうこっちゃ」
言いながら立ち上がり、こちらに近づいてくる
「な、なんだ?」「いいからいいから」
マントを外し、ふわりと掛けてくれる
「これは…」「羽織っとけ、震えてるぞ」「あ…」
気が抜けたのだろうか、確かに私の体は酷く震えていた
「後、も少し火の近くにいろや、そんな離れてちゃそもそも寒いぞ」
「……あぁ、わかった。しかしお主はいいのか?」
「俺ぁ別に構やせんよ、火の側にいりゃ全く問題ねぇ」「…そうか」
言い捨てるようにしてまた元の場所に戻っていく
「あの、少し図々しいかもしれないが、お願いできるか?」「んぁ?」
確認も取らずに走りより、あぐらをかいている男の懐にちょこんと座り込んでみる
「おいおい、ちょっと態度変わりすぎじゃねぇか?」
「別に…いいではないか」「ま、いいけどな。それだったらマント返せや」
「え?あ、あぁ…」
ちょっと名残惜しいなぁ、などと思っていると
フワリと私の体を包んでくれた
「ほれ、こっちのがいいだろ?俺も助かるしな」
「……あぁ、暖かいな」
何故だろう、ホント、こいつの言う通りだ
さっきまであんなに疑っていたのに、こんなに心を預けてしまう
「少し、眠くなってきた…な…」
「いいぜ、そこまで信じてくれるなら。どうぞご自由に」
「あぁ…そうさせて貰う…」
そのまま私の意識はまどろんでいった…


結局その時は何もなかったな…まぁ、あるわけがないんだが
あの後、雨が上がるのを待って私達は別れた
お互いに名前を名乗り、再会の約束をして…
もう二度と会わないかもしれないな、などと格好いい事を言って貰った蝶の羽を使ったら
プロンテラの全く同じ場所に出てぶつかったっけ…
ふふふ、あの時は思わず二人で大笑いしてしまったな

結局今生の別れにもならず、その後もちょくちょく一緒に行動するようになり
益々その…自分が彼に惹かれていると言うのが自覚できてしまって…
「うぅ…」
思わず頬が暑くなってしまう
あぁもう、少し思い出を辿るだけでこれとは…本当に情けない…

「おーい!時雨ーっ!いーるかー!」「あ…」
玄関から響く聞きなれた大きな声、虎は驚いて離れていってしまった、やれやれ…
「ウィンド!庭だ!何時も通り周ってきてくれ!」
と、私も大声で返す

さーて、今日は何を言い出す事やら…


へい!どうだったブラザー!(ぁ
なんだかちょっと時雨のキャラが安定してない気がするのは
色々試行錯誤しながら書いたからです(マテ
ちゃんと考えてから書けよって話だよね!(。∀゚)

さて、これで出会い編は全部終わったわけだが…
次回は解説編その他色々の第一段をUPするつもり(・ω・)
長編に出てくるオリジナル技の言い訳もこの中に…

お楽しみに!(・ω・)ノシ
by Z_oldriver | 2007-12-01 01:19 | 小説[出会い編]
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