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by Z_oldriver
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リッツカインレポートex#1
(n゚∀゚)η<書いたーッ!

というわけで#1でございます(・ω・)
何かついつい話しが長くなってしまう…いいのやら悪いのやら

しかも良い長くなり方と悪い長くなり方だと後者な気がしてならない
ただまとめきれてないだけ、みたいなね(´・ω・`)

そう思うならどうにかしろよって話なんですが…
どう書いてもそう思っちゃうから無理なんです(´・ω・`)ゴメンヨ

いや!作者が負の事ばっかり言ってもしかたない!
読んでやってください!ε-(`ω´*)

*注意事項
この小説はあくまでも創作です。また、登場キャラの殆どはかけらゆり様
プレイレポート「リッツカインレポート」に準じている(つもり)ですので
そちらをご読んで頂いてから読まれる事をお勧めします





[#1:イグドラシル]

今日も砂漠の空には雲ひとつなくて、暑い日差しがじりじりと照りつける
みんなで世界を旅していた時に通った時や
この街に暮らし始めたばかりの頃は、とっても辛かったけど
今はもう、そんなに辛いとか、嫌だとは感じなくなっている
こうしていると、生き物ってその環境に「慣れる」んだなぁ、と
改めてそんな事を考えてしまう

「早くこないかなぁ…」
低い塀の上に座りながら、わたしは思わずそう呟いてしまう
「レシアさんは昼頃には着くって言ってたから、そろそろじゃないかな」

時計を見ながらユベルが言う。今が一番暑い時間
太陽さんは頭の上でギラギラ光ってて
慣れたなんて言ってても、やっぱり暑いものは暑い

「どんな人達なんだろうね」
「わからないな、確かに名前は聞いた事あるけど、それだけだしな」
「そうだねー…」

街の入り口が見渡せるこの場所で
何気ない会話で暑さを紛らわせながら、わたし達は
昨日レシアさんから出迎えを頼まれた、ある人達を待っていた



「…ふぃぐおぁいう?」「飲み込んでから話せよ…」
レシアさんの作ってくれた美味しい晩御飯を食べながら
わたし達はその人達の事を聞いていた
「イグドラシルって…あのイグドラシルですか?」

ハントマンギルド・イグドラシル…
あのネストルさん達王者の剣とも肩を並べる実力のあるギルドで
事、戦闘においては彼らの方が上とも言われている
あの旅の中でも、直接会う事はなかったけど
その名前は何度も聞いた事があった
わたし達が立ち寄らなかった小さな街や村を
フロワロの被害から助けたりしてしていたって
そんなイグドラシルの話を聞く度に
あぁ、戦ってるのはわたし達だけじゃないんだね、って
そう何度もみんなで話したっけ

「はい、そのイグドラシルです」
「っくん……そんな大物がわざわざ来るんスか?」
やっとご飯を飲み込んだルークさんが
そんな大げさなっていう感じでレシアさんに尋ねる
「勿論、事前にその事を知っている人間は極一部ですが
 それだけメナス大統領がこの街を重視している…という事ですよ
 やはりハントマンそのものが、カザンという国の象徴のような物ですから」
「他国領土でハントマンが何かしでかしたら
 大きな問題になりかねない、という事ですか」
「って言っても、やっぱりあんまり問題ない気もしない?
 ジェッケとメナスさんでしょ?」
「まぁ、確かにトップ同士は顔見知りかもしれないけど…
 そういう問題じゃ済まされない事態だって、あるだろ?」
「そういう事ですね。まぁ言ってしまえば保険のような物ですよ
 それに大物、とおっしゃいますけど…ハントマンの中で一番の大物は
 今こうして私と御食事を一緒にしている方々の筈なんですけどねぇ…」
レシアさんは大げさに溜息をついて、わたし達を見渡す

「…いや、まぁ、それは何というか…」
「やっぱ自覚ないのよねー…」「あぅ~…」
それを言われてしまうと、やっぱり恥ずかしいような、
「うふふ、まぁこれに関しては先程随分いじめてしまいましたし
 それに私の知る限り、周囲から英雄なんて呼ばれていたような方々は
 皆様そのような感じでいらっしゃいますから」
「そういや、ドリス大統領も初めて会った時は
 ただの妙なオッサンだと思ってたもんなぁ」
「ま、まぁ…否定はしないけどもう少し言い方ってものが…」
「ふふふ、あの人なら案外それくらいの方が喜ぶかもしれませんけど」
そう言ったレシアさんの顔は、なんだかちょっと、さみしそうだった


「ん……あれ、かな?」「ふぇ?」
ユベルの言葉が向いたほうを見ると、街の入り口から
1台の幌馬車が入ってくるのが目に映る
御者台にはフードとマントを羽織った人が乗っており
馬車置き場に止まると、荷台からは女の人が三人降りてきた
それに続くように、御者台の人も地面に降りると羽織っていた物を脱ぐ
その下に隠れていたのは、腰に刀を挿した男の人だった
「あの人…サムライだ…」
「…黒の尻尾髪のサムライ、赤髪ロングヘアのメイド…?
 あの人の事か…?でも多分ヒーラーだよな…」
ユベルは横でレシアさんにもらったメモとその人達を見比べている
「金髪ツインテールのナイトさん…鎧を着た人、いるね」
「後は青髪ルシェの小さいお姫様…と、間違いないな」「あ、待って!」
その人達に近寄っていくユベルを、慌てて立ち上がって追いかける

「…そいじゃあ、俺とロザリーは宿押さえてくっから
 レシアさんが来たら頼むな」
「オッケー、任せて」「…いってらっしゃい」
「メリアちゃん、辛かったら中入ってなさいね」「…うん、大丈夫」
近づくにつれ、彼らのそんな会話が聞こえてくる
「あの…」
「そんじゃ行ってく……る?」
声を掛けようとすると
ふっと振り向いたサムライの男の人と目があった
「あ…あの…えと…」「何か用かい?」
「失礼します、イグドラシルの方々でいらっしゃいますか?」
急に目が合ってしまって
言葉が続かないわたしの代わりにユベルが話しだす
「確かに俺達はイグドラシルだが、お前さん達は?」
「申し遅れました、俺はリッツカインのユベルです
 俺達はレシアさんに頼まれて貴方達を出迎えに来たんです」
「あ、あの、リッツカインのシィルです、よろしくお願いします」
名乗るとすぐに用件を伝えるユベルを見て、慌ててわたしも自己紹介する
「え!?リッツカインって、あのリッツカイン!?」
「迎えをくれる、とは言ってたけど…
 こんな大物が来るとは思わなかったわ~」
ナイトさんとヒーラーさんが凄くびっくりしてる
やっぱりわたし達ってそういう目で見られてるんだ…
今まで全然気にした事なかった…
でも、サムライさんは何だか難しい顔をしたままだった

「……まぁ、あんた達が本物のリッツカインかどうかは、この際どうでもいい
 しかし俺達に、それを信じろと?」
「…え?」「…それは、どういう意味ですか」
サムライさんの思わぬ一言に、わたしは固まってしまう
ユベルは少し強い口調で言い返したけど、サムライさんは全く動じない
「そのままの意味さ、見ず知らずの人間がいきなり「英雄」を名乗って
 あのレシアさんの使いとして現れる…
 そんな事をいきなり信じろって方が無茶ってもんだ」
「ちょっとゼット!」
「ロザリー、黙っとけ。お前のお師匠さんだって、有名すぎるだろ
 呼び出しの口実にゃ、都合いいわな」
「そりゃまぁ…そうだけどさ」
サムライ…ゼットさんに言われて、ヒーラーさんは不満そうな顔をしている
ロザリーと呼ばれていたその名前を聞いた瞬間
わたしはレシアさんから預かった物のことを思い出した
「あ、あの!」「ん?」
「これ、レシアさんから預かったんです
 えっと、サムライさんは信じてくれないだろうから
 この紙を、ロザリーさんって人に見てもらえって」
「アタシ?とりあえず見せて頂戴」「あ、はい」
わたしは懐から取り出した紙を、ロザリーさんに手渡す
4つに折りたたまれたそれを開いたロザリーさんは、途端に顔を明るくした
「あぁ、これ、確かにお姉さんのサインだわ」「そうなのか?」
「アタシが言うんだから間違いないわよ、ゼットだって見た事ないでしょ?」
「まぁ、確かになぁ」
「あの人、滅多にサインなんか書かないもの
 アタシだって1回か2回くらいよ?大丈夫、このコ達は信用できるわ」
「ま、お前がそうだっつーんならそうなんだろうな」
ゼットさんの表情が柔らかくなる、どうにか信用してもらえたみたい
ロザリーさんは後ろに控えていたナイトさんにも声を掛ける
「ティーナ達もそれでいい?」
「いいもなにも、私は最初から疑ってませんでしたし」
「……大丈夫、その人、優しい目をしているから…」
何時の間にか盾の影に隠れていた小さなルシェの女の子が
ひょっこりと顔を覗かせていた
「ったく、これじゃ俺だけ悪者みてぇじゃねぇか…」
バツが悪そうにポリポリと頭をかいているゼットさんからは
もう、さっきまでの怖さは感じなかった


そんなわけで、わたし達はゼットさん達イグドラシルの馬車に乗って
レシアさんから教えてもらった住所へと案内したんだけど…
「さて、ここ…かホントに…?」「えぇ…その筈です…けど…」
ゼットさんとユベルが言葉を失っている
その気持ちはすごくよくわかる
「すごい…」「随分立派ねぇ」
ロザリーさんは、半分あきれたみたいな声を上げてる
そこにあったのは決して豪華ではないけれど、二階建ての立派な建物
しっかりとした門構えの中には広い庭
その奥に玄関、建物の脇にはしっかりと馬車小屋まであって
とても一ギルドが借りるような建物には見えなかった
「ったく、あの人も何考えてんだか…」
ブツブツと文句を言いながらもゼットさんは馬車を中へと進める
そして玄関の前に馬車を止めると
「んじゃ、俺は一応こいつら小屋に入れてくるから
 お前ら先に中見てきてくれ」「オッケー」
ゼットさんの言葉に従うイグドラシルのみんなに続くように
わたしも馬車を降りる

「手伝いましょうか?」
「いや、それには及ばんよ
 それにこいつらも、これで割と人見知りするんでね」
そんな会話が御者台から聞こえてくる
玄関前に立って見上げてみると、石造りの立派な建物が
遠目から見た時以上に大きく見えた
「こんな建物あったの知らなかったな…」
「でも、貴方達はこの街に来てから結構経つんでしょ?」
隣にいた金髪のナイトさん…ティーナさんって呼ばれてたっけ
不思議そうに聞いてくる
「そうなんですけど…ここら辺は、あんまり来ないんです」
「この辺りは崩壊前は役所とかがあった場所なんですけど
 今は中央路の近くにクエストオフィスとかと一まとめになってますから
 建物は修復されたんですけど、結局使われてないんです」
隣に来たユベルがわたしの代わりにティーナさんに説明する
「ふーん…それも勿体無い話ねぇ」
「そうですねぇ…でも、なんだか立派すぎちゃって
 みんなあんまり好きじゃないみたいです」
「あぁ、それは何となくわかるかも」
そんな話をしていると途端にドアが開いて、一人の人が顔を出した
その人を見て、わたしは思わずめがまんまるになってしまう
「もー!いつまで外で話し込んでるのよー!早く入ってきたらー?」
「ふぇっ!?アルユさん!?」「何でお前がここにいるんだ!?」
だって、それはメイド服を着たアルユさんだったんだもの


一体何がどうしてこうなっちゃったのか…?
実はこの立派な建物、元はカザンの領事館みたいなもので
襲撃の時に放棄した建物だったみたい
それで、今は使い道もなくて、所有権はクエストオフィスにあって
どうせ使っていないなら、と中を綺麗に片付けるという条件で
レシアさんが自分と、イグドラシルのみんなの仮住まいにする為に
無料で借りてきた…って事みたい
「というわけで皆様、ご協力よろしくお願いいたしますね♪」
「何がというわけで、ですか…他所様のギルド員にまで迷惑かけて…」
大きな溜息といっしょにゼットさんがぼやく
「まぁまぁ、この件に関しては私からの依頼という事で処理しますし…
 それに、暫くは此方に滞在するんですから
 毎日宿代を出すよりはずっといいでしょう?」
「まぁ…そりゃそうですがねぇ…」
「ほらほら、文句言っても始まんないんだからさ
 さっさと終わらせて休憩しましょ♪」
「わーったよ、もうこうなりゃヤケだ、何でもやったらぁ」
まだ何か言いたそうにしていたゼットさんだったけど
ロザリーさんに言われて、諦めたみたいだった
こうして、わたし達は皆でお掃除タイムという事になって…


「あーあ、やっと落ち着けたわねぇ」
掃除片付けも一区切りついての休憩タイム
最後にお風呂に入っていたロザリーさんが
食堂に入ってくるなり溜息といっしょに呟く
「どうぞ~、冷たいお水ですよ~」
わたしがコップを差し出しながら声を掛けると…
「ありがとー、って何この可愛いメイドさんわーっ!
 抱きしめるーっ!!」
「ひぃゃうぅぅ!?だ、ダメですーっ!」
急にロザリーさんがわたしをぎゅっと抱きしめる
思わぬ事に変な叫び声が出てしまう
するとロザリーさんはさっと離れて、悪戯っぽく笑う
「あらら、ゴメンねぇ
 でもシィルちゃんが可愛すぎるからいけないのよ~♪」
「はうぅぅ…び、びっくりしたよぅ…」「し、シィル!大丈夫か!?」
うぅ…まだドキドキ言ってる……おっきくて柔らかかったな…
って!ルークさんみたいな事考えてるわたし…
「何やってんのよもう…」「うふふ、賑やかでいいですねぇ」
声のする方を見ると、メイド服に着替えたティーナさんと
レシアさんがポットやバスケットを持ってやってきた
「あ、ゴメンなさい!わたしもお手伝い…」
「あぁ、大丈夫よ、もう全部終わってるから」
答えながらもティーナさんはきびきびとカップやお菓子を並べてゆく
「あぅぅ…すいません…わたしお役に立たなくて…」
「ううん、そんな事ないわよ。私は慣れてるだけだから」
「え…?ティーナさんは、ナイトさんなのに?」
「色々あってねー、私はナイトだけど、今もメリア専属のメイドなの」
「そう…なんですか…」「そ♪」
ティーナさんの言う事の意味は理解できなかったけど
そう言っているティーナさんは、とても楽しそうだった

「あー、つっかれた…」「汚すぎるだろあそこ…」
ブツブツと文句を言いながら、ゼットさんとルークさんが入ってくる
お風呂にも入ってきたのか、普段着に着替えた二人からは湯気が上がっていた
「ゼット、おーつーかれっ!」「おっととと、ロザリーもな、お疲れ」
飛びつくように抱きつくロザリーさんを抱きとめて、くるりと一回転
まるで、お話しに出てくる王子様とお姫様が再会したみたいだった
「いいなぁ…」「シィル?何か言ったか?」
「あ、ううん!何でもない!」
わたしもいつか…ユベルにあんな風に抱きしめてもらいたいな…なんて
今度思い切ってやってみようかな…ユベルは抱きしめてくれるかな…
「そういやシィルさんよ」「…え?あ、はい、なんでしょう?」
そんな事を考えていてぼーっとしていた私に
ゼットさんは思わぬ事を口にした

「俺と一回、真剣勝負してくんねぇかな?」

「………え?」
余りにも軽く出たその言葉に
ゼットさんが何を言ってるのかわからなくて
わたしは固まってしまう

「勝負だよ勝負、28代の剣聖様に、この一介のサムライが
 マジで勝負を挑みたい、っつってんのさ」

「………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

わたしの叫び声が、食堂の中に、大きく響いた

                             to be continued...
by Z_oldriver | 2009-08-08 00:05 | リッツカインレポートex
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