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境界線上のホライゾン《Ⅰ》感想
いやぁ、書くのに時間かかったなぁ!
というわけでフォーゼ…ではなく境界線上のホライゾン《Ⅰ》の感想ですw
フォーゼの感想に関しては来週13話・14話まとめて書かせてもらおうかなぁ、と思ってる。
ちょっとギリギリになっちゃいそうだしね…MM2R出たし!(何

というわけでどえりゃー久々に読んだ、読みたいと思えたライト?ノベル
境界線上のホライゾンシリーズ。(リンクはアニメ公式からで失礼)
いや、久々に読むとか言う割りにエライの選んだなぁ!と思う方もいるかと思いますがw
ラノベを買う方ならおそらく内容は知らずとも名前は知っている方は多いのではなかろうか

なんせこの本、背表紙並びの方が目に見えてわかるくらいブ厚いのだからw
Ⅰだけで上下巻併せて1200ページ越え、久々に読む人間が立ち向かう量じゃない
とは思いながらも、実際読んで見るとスラスラスムーズに読た。
ホントに面白いんだよこれ!というわけで感想などつらつら書いてみようと思った次第。

感想が難産になっちゃった理由は中身参照!ということでw

※注意事項
当記事にはライトノベル「境界線上のホライゾン」のネタバレが多分に含まれます。
これから読もうとしている方は読むべきではないと判断できます。  ――以上



とりあえず、この作品を初めて見た時に誰もが思う感想は二つあると思う

Ⅰ.表紙えろッ!?
Ⅱ.何この厚さ!?

の二つだろう。おそらく9割9部9厘は間違いないと思うんだ!


ゴメンナサイ


いや、しかしな!この2つの要素の間で悩み苦しんだ人は多いと思うんだ!

え?黙れ?


Jud.(´・ω・`)では気を取り直して

さて、この作品を一言で表すと言うならば「濃厚」という言葉が一番しっくり来ると思う。

 ありとあらゆる濃厚な要素がみっしりと絡み合って、この「境界線上のホライゾン」の世界を作り上げている。
 余りに濃厚すぎて、1回読んだだけじゃ全然理解度が足りないと思うくらい。というか実際足りてないだろうなぁ、と思う。


まずは「世界観」

 俺の文章能力で詳細を語ると、それだけで記事が埋まりかねないので止めておくが、細かい部分まで練りこまれた設定が、この作品の世界観をがっちりと構築している。
 そう言われると物凄く難解に聞こえるが(実際割と複雑ではある)投げっぱなしで理解しろ!とは言ってこないのがこの作品のいいところだと思う。例えばそれは授業という形で、あるいは登場人物の回想や独白で、合間合間にわかり易い説明が入ってくる。それは国家の概念等もそうだし、いろんなキャラが持ってる能力の説明に至るまで様々。
 これが違和感なく読めるので、世界観がちんぷんかんぷんなまま作品を読み進める事はない。少なくとも俺はなかった。ホントかよ?と思われるかもしれないが、何せ10年以上ぶりに小説をマトモに読む人間の言う事なんで、信じていただきたいw


つぎに「人物」

 登場人物は様々。人間、魔女、悪魔、自動人形、果ては淫魔やスライムまで、と恐ろしく幅広い。そして更に恐ろしいのが、登場人物の全てが凄まじい存在感を持っているということ。
 その証拠に、この物語の一番始まり、序章において主人公の台詞が登場するのはなんとまぁ、終了の僅か数ページ前、台詞についても数える程しかない有様なのに、序章から凄まじい盛り上がりを見せ、しかもその全てを最後に主人公が掻っ攫っていってしまう。
 そして更に凄いのは、名もなきモブキャラまでもが例外ではない、という事。例えば普通のシナリオなら名前付きにアッサリなぎ払われてしまいそうなキャラでさえ、しっかりとその場所に存在している一人であると感じさせてくれる見せ場がある。決戦の局面でトーリに一つの決心をさせたのも、そんな名もなきモブキャラ達の叫びだったわけで、ホントに隅々まで存在感にあふれる登場人物で満ち溢れていると感じる。

 正直言って、ホライゾンの登場人物で誰が一番好き?と聞かれると、凄い悩む。どのキャラも魅力的で、それぞれが主役で1本話が書けるんじゃないかと思えるくらい。
 でも、読みきってやはり一番好き!と言えるのは主人公、トーリかな。
 こんな存在感ありまくりな登場人物達の中にあって、平穏な日常では酷い意味で、そしていざって時には最高の主人公として全ての中心にある彼が、やっぱりこの作品の主人公なんだな、と心から思えた。


そして「物語」

 一度でも店頭で見かけた人は言わずともわかると思うけども、とにかくブ厚いこの作品、見た目通りに細かく、丁寧に書かれた文章は情報量も凄くて、読んでいるだけで自然と映像が浮かんでくるような感じさえする。そしてそう思えてしまう書かれ方をされているからか、スラスラ読める。内容もギャグからシリアスまで幅広いシーンが絡み合い、あちこちに仕組まれた伏線も併せて、その先を読みたくなって止められなくなる。 俺もつい止まらなくて一気に読んでしまったからね…絶対もっと時間かかると思ってたし、掛けた方がよかったな、と思ってしまう。実はこれを書きながらもつい手が伸びてしまう始末である(ノ∀`)

 で、実際読んでみるとわかるんだけど、実は全編通してトーリの出番って少ない方だと思う。主人公なのに、である。もちろん、作品全体としての主人公はトーリなんだろうけども。ある程度の章が大きな一つのシーンになっていて、その主人公がそれぞれいる、そんな構成だよなぁと。

 いや、しかしホント凄いわこれ、改めて読むと。アニメ10話を見て、正直物足りなと思ってしまった!原作の細かい部分が尺の関係でかなり削られてるモンだから、戦況がえらい温くみえる!w
 というか実際ぬるかったんじゃないだろうかアニメ版。点蔵の部隊とかもっと凄い動いてると思ってたのになぁ。


 そんなわけで、やっとこⅠの内容に関する感想へ。と言っても全部が全部語ってたらホントに終わらないので、お気に入りのシーンを含めていくつか。

 まず序章、いきなりぶっ飛ばしてくるなぁ、ってのが読み始めて最初に思った事。ここだけで点蔵、ウッキー君、ノリキのコンビネーションに智のズドン、後リアルアマゾネスの反則っぷりと見せ場ありすぎでござるよ!引き込みの導入としてはこれ以上ないくらい、いきなりがっちりと引っ張り込んでくれる。しかも凄まじい事に、ここだけで梅組のキャラほぼ全員に台詞と出番がひっついてくるんだからね…なんかこう、あぁ、こういう作品なのね、っていう覚悟が決められたw


 次はやっぱり三河での忠勝・鹿角の二人と、三河消失を止めようとする三征西班牙部隊のバトル。ここは外せないよね…!最初から最後まで凄まじいスピード感!そして何よりこの一連のシーンは「夫婦のシーン」なのかなぁ…と思ったり。忠勝と鹿角は正確には…いや、夫婦でいいよな、多分。鹿角の魂は忠勝の奥さんなわけだし。そして宗茂と誾の夫婦も。どっちの夫婦もお互いを大事にしてて、信頼してて、ってのが文章から凄い感じられるんだよなぁ。特に本田夫婦はなんだろね、この先に待ってる結末は確実に死しかないというのに、凄い前向きで、悲壮感がない。だからもうひたすらに熱い、忠勝の覚悟が熱いシーン。最後はもう敬礼して見送りたい気分になれた。


 そしてホライゾンが連れ去られ、彼女を救うのか、それとも見捨てるのか?武蔵の総意を決めるための生徒会と暫定議会の相対のシーン…から全部かな!!(何
 いや、ホントに。というか下巻ほぼ全てか、この辺入ってからはもうノンストップで最後まで行っちゃったからね…だって盛り下がるシーンがないんだもの!(゚Д゚)
 あぁ、もうどこまでを感想としてまとめていいかわからん!ホント凄い作品だよ!これ!ともかく各シーンのメインを張ってる連中が皆カッコいいんだよ…!多すぎて一から順に全部言ってきかねないんで、もうガッツリ絞込みます。ええ絞込みますとも。


 と言ってもこのK.P.A.Italiaとの激突シーン、見せ場のオンパレード過ぎてキリがないので、ホントに絞る!とするなら、やっぱり俺の中でのベストシーンはトーリが智に上位契約の認可を申請する切欠になるシーンになる。

 こっから先はただの推測になるんだけど、この段階にいたるまで、まだトーリは迷ってたように思える。もしくはいざとなったら自分も犠牲になって、ホライゾンと一緒のところに、くらいの。
 馬鹿は馬鹿だから、皆を頼ると決めた自分も、どこか完全に認めきれていなくて。まだほんの少し「ホライゾンを救いたいのはあくまで自分の意思だ」っていう迷いがあって、ホライゾンを救おうとして頑張ってくれている人がいる事が嬉しくて、それと同時にそこまで思ってくれる皆にこれ以上無理をさせていいものか、と。ひょっとしたらこの中には、流れに任せて来てしまって、後悔してる奴もいるんじゃないか、と。そしてこの状況を押し返せる自分の持つ切り札を使うとして、その先に必要な覚悟を皆に感じさせていいのだろうかと。そして、自分の奉納する物を、持ち続ける事が出来るかということと。
 そんな馬鹿の目を覚まさせたのが、この時の言葉だと思う。どうにかしたい、ホライゾンを救いたい、目の前で理不尽に殺されようとしてる命を、救いたい。その言葉が、危機的な戦場の中で、誰の物ともわからない言葉で、皆の意志としてトーリの耳に届いた事で、皆がそう思ってくれてる事が嬉しくてたまらなくて、こいつらと一緒なら大丈夫だ、と。ホライゾンの全てを取り戻すまで、俺は笑っていられるぞって、確信を持つ事ができたからこそ「やっぱ頼むわ!」の一言を出せたんじゃないかなぁ、と思うんだよね。まぁ、あくまで個人的見解なので反論は勘弁なw

 そして最後、追撃してきた栄光丸の流体砲に奪い返したホライゾンの"悲しみ"である悲嘆の怠惰で抵抗する二人。ここで「魂の起動=感情の復活」の切欠になるのが元信公の死の意味を理解して悲しみを取り戻す事っていうのがね…!失った感情を取り戻す切欠が、自分をそういう風にしてしまった父という存在。それと一番最後に顔を合わせた時に、手を振っていた光景って…それはホントに悲しすぎるだろうと…!元信が何を思って娘をこんな風にしたのか、その辺についても後々語られたりするんだろうかなぁ…

 そして何度か読み返してて思ったのが、トーリは悲しみを許されなくなり、ホライゾンは悲しみを取り戻したんだよな…って事。なんかこう…対比というか…最終的にどうなっちゃうんだろうなぁ、って不安もあったり。とりあえず最後の一枚絵はとってもいいと思います、はいw

 ここまで正直頭から爪先まで語りたい衝動と必死になって闘いながら収めたけども、ホントにこの作品は読むのが楽しい!正直久々のラノベ、というか読書と言ってもいいかもしれない。Webの小説や漫画は読んでたけど、文庫で買ってってのは昔に読んでた機巧天使サンダルフォン以来だよ。正直敷居が高すぎるかなぁ、と思ってたけど全くそんな心配いらなかった!さぁ、読みながら脳内で映像を再生しなさいと言わんばかりの情報量、活き活きと書かれるキャラクター、先を読めない展開!これからも楽しみに追いかけさせていただこうと思います!とりあえずⅡ読み終わったらまた感想上げるかもね!


 

 さて、こっから完全に蛇足と言いますか、とりあえず約1名期待されてる方がいるらしいので、こっからは俺が「文章作品を読んだ際の悪い癖」について。どうも文章作品を読んでると台本として見ちゃって「あ、このキャラ演(や)ってみたいなぁ」と思う事が、好きな作品だと余計にそう思ってしまうクセがありまして(ノ∀`)

 で、ホライゾンで思ってるのはもちろんトーリ…と行くと思われそうだけど実はそうでなく。勿論、主役を演ってみたいって意欲という意味ではトーリはあるんだけども。

 それ以上に「あ、こいつ演りてぇ」と思ったのがノリキ。決して出番は多くない方だし、出てきても台詞は少ないんだけど、一言が重くていいんだよね。「わかってるなら言わなくていい」とか、あの言い回しがすっごい好き。戦闘のスタイルもいいのよ、拳ってのもそうだけど、術式がもう俺好み。自分の打撃を奉納して強化した打撃を最後に叩き込む、とかお前熱すぎでしょう!?もうこの作品の伏線はどうしてこう心躍らせるモノばかりなのかと声を大にして叫びたい!

 というわけで以上、超蛇足でした(ノ∀`)あ、最後に大事な事を言っておくと、これは別に現在放映中のアニメのノリキ役、平川大輔さんを否定するものではない事をご理解いただきたく。ただ一役者崩れとしての戯言ですのでね(・ω・)
by Z_oldriver | 2011-12-08 23:33 | ハマリ物
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