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by Z_oldriver
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Episode3:黒の家
ついにやってきたぜ第3話(・ω・)俺も金曜日が楽しみでしょうがない(゚∀゚)
やっぱ、書いた以上は読んでもらいたいものなのです(´ω`)

ともかく少しでも気になったら是非読んで!
そして是非酷評してやって!(゚∀゚)反応があるだけで嬉しい物なんです

ここで判る人には判る余計な小ネタを一つ(・ω・)
今回のタイトルは某RPGのとある施設の名前から思いついたモンですw
さーて、わっかるっかなー(・∀・)ちなみにそれでは白だったんだぜ

*注意事項
この小説はあくまでも創作です
物語や内容はゲーム[ラグナロクオンライン]のシステムとは
離れている部分も多々あり、前述の俺脳内設定で運用されている世界です





[Episode3:黒の家]

シュバルツバルド共和国北部、険しい渓谷地帯
その最奥部、冒険者どころかモンスターさえ住まわぬような
そんな僻地に、それはあった
漆黒の闇夜の中、月明かりと数少ない照明に照らされて
浮かび上がる巨大な鋼鉄の建築物…
その圧倒的な広大さは夜の闇夜の中、全容を晒す事なく
不気味な巨体を横たえている

黒の家……犯罪組織ネクロシアの保有する人間牧場の中で
最大規模を誇る狂気の工房(アトリエ)…

煌く月夜に、崖の上からそれを見つめている女が一人
「懐かしいね…忌々しい程…」
夕月美亜、彼女は今、自分に最後の『調教』を施した
狂気が待ち受けるであろう黒き家をじっと見つめていた
「……そろそろ、行こう」
決意を秘め、銃を抜き放つ。この一ヶ月、忘れていた時を思い出すように
再び血を吸い始めた愛用のリボルバーは、悲しみにくすんで見えた
決意を固め、一歩を踏み出そうとしたその刹那
轟音と共に巨大な爆発が巻き起こる。あれは正面入り口の辺りだ
大量の投光機が焚かれ、警報が鳴り響き、闇夜は一気に昼間の如き光に包まれる
「……はい?」
思わず間抜けな声を上げてしまう
「まだ、何にもしてないんだけど……って!」
だが、爆炎の中を駆け抜ける影を、彼女は見た
「なんで皆がここにいるのっ!?」
本来こんな状況で不用意に動くのは命取りになる、そんな事は解っている
それでも、彼女は自然と動き出していた
彼女は気付いていない。それこそが、彼女がまだ「人」である証だという事を…


「ほぅ…まさか正面から乗り込んでくるとはねぇ…」
真っ暗な部屋の中、監視カメラの映像を眺めながら呟く
「予想外の礼儀を知らないお客さんですが…
 もてなさないわけにも行かないでしょう…ククク…」
怪しい笑みをこぼしながら、その影は部屋を後にした
映像の一つに、本来自分が迎える筈だった客の姿が映し出された事に気付く事無く


「フンッ!」「ぐあぁぁぁ…!」
剣閃が煌き、風の如く刃が舞う
また1人、ウィンドの剣の前に銃を持った男が倒れる
「やれやれ…人を斬る感触ってのはどうも慣れねぇぜ」
「ま、慣れたい物でもないですがね…」
正面からの突入、無論多数の構成員との戦闘になる
今正に、ゼット達はその最中にいた
「ハッ!」「ぐほぁっ!?」
ゼットの拳をモロに叩き込まれ、また1人地に伏した
「時雨、この先でいいんだな?」「あぁ、間違いない」
彼等は、ある一箇所を目指していた
即ちこの建物の中心部、人間牧場の正に『牧場』の部分
その先に、彼らの目指す場所がある
「この黒の家の全てを管理する場所…
 おそらくここを統べている者もそこにいる筈だ」
「美亜さんも、それを狙ってくる…」
「必ず。こんな事を言うとまた妹君は怒るかもしれないが…
 彼女は私達などよりもよっぽど戦いの理を心得ているようだからな」
「……」
ミアは、言葉を返す事が出来なかった

「みなさーん!何かごっついドア発見でーす!」
遠くから美里の元気な声が廊下に響き渡った
「やれやれ…あいつは緊張感ってモンがねぇのかよ」
「ま、ヘタに気負って動けなくなるよりはいいでしょう」
「行くぞ…!」



爆音が響き渡り、重たい鋼鉄の扉が吹き飛ばされる
「はい、開きましたよ」
「そりゃ開いたじゃなくて壊したっつーんだ」
言いながらも瞬時に飛び込み、フォーメーションを組む
しかし、彼らの眼前に広がった景色は想像していたそれを遥かに超えるものだった
「なんだ…これは…」「すごいです…」
広がる草原、青い空、太陽の光…まるでそこは、本当の世界そのものだった
「どうなってるの…これ…」
歩みを進めて行く、辺りを眺めても何もなく
ただ何処までも、果てのない大草原が広がっていた
「地面は本当の草のようだが…しかし妙だ…風を感じない」
「何か…違和感がありますね、突然こんな部屋に繋がっているという事を除いても…」
「偽りの楽園へようこそ…招かれざる来訪者達よ」
「何だッ!」
突然、聞きなれない声が響き渡る。地面に少し影が差したように見えた
「上だっ!」
ゼットの声に全員が反射的に飛び退く!!

その瞬間、つい数秒前まで彼らがいたその場所に
巨大な何かが轟音を立てながら降り立った

「な…何なんだよコイツ…!」「キ…メラ?でも何か違う…」
ソレは、巨大な怪物だった
ライオンの頭部や蛇の尾、確かにキメラの特徴はあるものの
二足歩行に4本の腕…何よりその大きさはキメラの2倍程あり
まるで別のモンスターだった
「ククククク…如何かな?私の自信作『バイオキメラ』は…」
尊大に、狂気に満ちた瞳を向ける白衣の男
その目は全ての命を蔑むが如く、彼等6人を怪物の頭の上から見下ろしていた
「てめぇ…何モンだ!」
「おやおや…まったく、どこまでも礼儀を知らないお客さんだ
 人に名前を聞く前に自分が名乗るようにと教わらなかったのかね?」
「あいにく、人を人とも思わないような野郎に名乗る名前なんざ
 親からは貰わなかったモンでね」
「確かに…同感です」
全員が直感していた、この男は…危険だと
魔物を飼いならしているとか、そういう事ではない
もっと根本的な部分からの、生命としての本能に訴えかける危険さを放つ男だった
「ふむ…まぁいいでしょう、貴方達は少しばかり個性が強すぎる
 そういう人間は優良な素材には成り得ないのですから
 それこそ、モンスターなら別ですがね…ククク」
「何…コイツ…」
思わず背筋に寒気が走るのを、ミアは抑える事が出来なかった
「どちらにせよ…貴方達はここで死ぬ
 この私、Drクロイツェンの作品に食い殺されて…ね」
パチン、とクロイツェンと名乗った男が指を鳴らすと
待構えていたかのように、更に2体の同じモンスターが上空より現れた
前方に囲むように、3体の巨大なバイオキメラが立ち塞がる
「な…」「1体ではなかったという事か…」
「クククク…いいぞ…もっと怯えてくれたまえ…
 最近は面白い実験台も満足に得られなかったものでねぇ…」
「チィ…こいつは流石に、ちっとマズイかもな」
「師匠…どうします?」
美里が不安そうに横目で尋ねてくるのを見ながらも
ゼットは顔色一つ変えていなかった

「……関係ない。『本気』でやればいいだけだ」
この時、クロイツェンは彼の言葉をただの強がりだと判断した
彼等の戦闘はここに侵入してきた時からチェックしていた
確かに運動能力の高さは中々の物だ
流石は常日頃から危険な場所に身を置いている事はある
しかしそれだけ、虫ケラのようにちょこまかと逃げ回る事はできても
バイオキメラに致命傷を与える攻撃力は持っていないと、彼はそう判断していた
「本気…ね、まぁ別にいいよな?相手が相手だし」
「特に問題ないでしょう、相手が相手ですから」
だが、すぐに彼は知る事になる。自分の判断が、誤った物だったという事を
「さて、そろそろくだらないお喋りは終わりにしましょうか
 貴方達と違って私は忙しい…」
クロイツェンの一声に応えるように、3匹が同時に口を開くと
そこに巨大な火球が形成されてゆく!
「ククク…せめてもう少し恐怖に怯えてくれれば…遊んであげたんだがね…」
心の底から哀れみを込めた目で、自分のペット達へと処刑命令を下す
彼の腕が振り下ろされると共に3つの大火球が放たれる!
業火はゼット達目掛けて襲い掛かり、巨大な爆発と炎が一気に彼らを包み込む!

「ククククク…ハハハハハハ!!!素晴らしい!!素晴らしいぞ!!
 やはり、私の作品は完璧……ん?」
愚かな虫ケラは爆炎の中に消え、跡形もなく消滅
……している筈だった
「バカな!!何だというのだ!?」
そこには、巨大な光の盾を構えるウィンドの姿があった
「やれやれ、久しぶりに使うと疲れるぜ、こいつはよ…」
光放つ神々の盾(エクスペアリア・ディフェンダー)
ウィンドの封印指定スキルの一つ、その光は如何なる攻撃も遮断する最強の盾!
「さぁて…そいじゃ、反撃開始と行こうかね!」
「皆、抜かるなよ!」『応!!!』
合図を受けて6人が散る!

「では、打ち合わせ通りに!」「おうよ!」
まずは左舷、ウィンドとレッドがバイオキメラと対峙する!
駆け抜けるウィンド、そしてレッドの手には一つの物質が
「では…」
それはミスティックフローズン、水の力を凝縮した結晶
本来なら属性武器の製造材料になるこの結晶も、今は別の意味を持つ
「幻想の氷華よ…内なる力を解き放て!」
少しの魔力を込めるとキラキラと輝きながら宙に固定される
「元素解放(オーバードライブ)!!幻想氷華嵐(ミスティックフローズン)!!」
そして愛用の鍛冶ハンマーを横振りに思い切り叩きつける!
音を立てて結晶が砕け散り、それと同時に結晶内に蓄えられた水の力が
荒れ狂う氷雪の嵐の形を取って解き放たれ
バイオキメラを包み込むように襲い掛かる!!
「グオァァァァァァ!!!!」
絶叫と共にあっという間に全身を凍りつかせてゆくバイオキメラ
そして嵐が晴れるとその眼前にはウィンドが既に飛び込んでいる
「行くぜ…!」
右手に構えた愛用の盾に光が凝縮され、今度は巨大な光の拳を形成する!
「おぉぉぉぉッ!!!天罰与えし神々の拳(エクスペアリア・クラスター)!!」
既に巨大な氷塊と化したバイオキメラは神の拳による強烈な一撃で打ち砕かれた!
「へっ、こんなもんよ!」「ま、上出来でしょう」


こちらは右舷、時雨と美里の二人が立ち向かう!
「では、参る!」
印を結び、魔力を練り、それを巨大な風魔手裏剣に乗せて放つ!
「風刃・龍巻の術!!」
一瞬で巨大な竜巻を作り出し、バイオキメラを包みこむ!
「ギャァァァァ!!!」
風の刃に切り刻まれ、バイオキメラは身動きが取れない
「美里殿!任せる!」「はいっ!」
後ろで力を溜めていた美里が走り出す!
「ハッ!!」
掛け声と共にジャンプ一閃!
脚力を全開にしてバイオキメラの遥か上空へと跳躍し
そこからクルクルと縦に回転しながら強襲する!
「天・誅・殺ッ!!!」
ズガンッッッ!!
回転の勢いそのままに強烈な踵落としが叩き込まれる!
「グエァァァッ!」
脳を激しく揺らされ、さしもの巨体もぐらりと揺らめく
「ハイヤッ!!」
続けざまに後頭部に蹴りを叩き込まれ、前のめりにバイオキメラが傾く
「そらっ、これでも食らえッ!」
意識を失いかけ、半開きになった口を狙って
時雨が何かを括り付けたクナイを連続で投げつける!
倒れ込むバイオキメラの体の中から滑り出すように退避する
口の中へと吸い込まれるクナイ、そして
「爆殺!」
時雨が印を結ぶと同時に爆発がバイオキメラの巨大な頭部を吹き飛ばす!
「よっし!」「他愛ない、見掛け倒しだったな」


「バ…バカな!?こんな!?」
クロイツェンは動揺していた、こんな事がありえる筈がない
まさに一瞬、アッサリと二体のバイオキメラが倒される
しかもたった二人、何人いようと傷をつける事すら不可能だと
そう思っていた相手がたった二人でバイオキメラを倒してしまった
「お…おのれ…このような…!」
「後悔は終わったか?」「何ッ!」
目の前に、ゼットがいた。拳を引き、空中へと身を躍らせている!
「チィッ!」「くたばりやがれッ!」
振り抜かれる拳を間一髪、飛行魔法により後方へと身を捨てる事で回避する
「殺せ!!!!私の可愛いキメラよ!!!」
「グォァアアアア!!!」「チッ!」
クロイツェンの声を聞き、バイオキメラが吼え、その巨大な拳がゼットを襲う!!
空中で拳を振り抜いたゼットは体勢を立て直す事が出来ず
完全な直撃コースで拳が迫る!
「金剛・瞬!!」
全身の気を集中し、瞬間的に体を硬化させる!
人間が殴られたとは思えない硬質な音を響かせ、ゼットは全身でその拳を受けた!
勢いよく殴り飛ばされながらも全くダメージはない
「ミアッ!!」「うん、お兄ちゃん!!」
吹き飛ばされながらも叫ぶゼットの合図と共にミアの鞭が大きくしなる!
「はぁぁぁぁ!!!!」
気合を込め、大きく、速く、何度も鞭を回転させるように振り回す
そうして生まれた遠心力と共に全力で鞭を振り下ろす!
「アース…クェイク!!!」
強烈な鞭の一撃が地面をえぐり、周囲を巻き込んで小規模な崩壊を巻き起こす!
「グアァァァァ!!」
足場を失った事でバイオキメラの体勢が崩れ、後ろへと仰向けに倒れる
その上空には既にゼットの姿が!
そう、殴り飛ばされた勢いをそのまま力へと変換し、壁を蹴って戻ってきたのだ!
「ハァァァァァ!!!」
再び全身の気を集中させる!今度は一点…拳へと!!
「光波…強拳!!」
落下の勢いを全身に乗せ、ゼットの全力の一撃がバイオキメラへと叩き込まれる!!
「グギャァァァァ!!!!!」
断末魔の大絶叫を残し、バイオキメラは絶命した


「…さぁ、後はテメェだけだ」
6人が揃い、空中で相変わらず此方を見下ろしているクロイツェンを睨みつける
「クハハハハ…お見事お見事…」
パチパチパチ、と乾いた拍手の音が響く
「てめぇ…ナメくさってんじゃねぇぞ…」
「さっきの化け物ならまだしも
 貴方如きに私達全員を同時に相手に出来る力があるとは思えませんが」
「クク…それは勿論…私は専ら作る専門でね…暴力は嫌いなんだ」
「ふざけた事を…命を弄ぶ外道がそのような口を利くか!」

「ククク…まぁ落ち着きたまえ…
 見事あいつらを見事倒した君達にご褒美をあげようじゃないか」
「な、何を…」
「クク…君達はどう思うね?
 もし……アレを超える正に最強の兵器が生み出されているとしたら…」
「何だと…?」

クロイツェンは語りだす、まるで子供が夢を語るように
それは戦慄と恐怖を生む最悪の狂気…

                             to be continued...
by Z_oldriver | 2007-12-29 00:05 | 長編?[そして「人」に還る日]
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