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by Z_oldriver
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After Episode:月の輝く夜に
どうもどうも(・ω・)今週も小説ですよ

え?終わったんじゃないかって?実はもう1本あるんですよ(ぁ
正直書いた時はまぁノリノリで書いてたんです
でも先週最終回UPしてから蛇足なんじゃねぇかなぁとか色々考えた結果
まぁ折角書いたんだし載せようと(・ω・)

タイトルの通り後日談的な内容になっております
バトルも一切なしでまぁ色々と語っておりますよ
蛇足だと感じてしまったらまぁもう二度と見ないように気をつける方向で(マテ

後、ちょっと甘め?な表現も入れてみたので
いちゃついてんじゃねーよ!ヽ(`д´)ノとか思う方は見ないようにしましょう(何

*注意事項
この小説はあくまでも創作です
物語や内容はゲーム[ラグナロクオンライン]のシステムとは
離れている部分も多々あり、前述の俺脳内設定で運用されている世界です





[After Episode:月の輝く夜に]

「いったぁぁぁぁい!!!」
アルベルタの閑静な住宅街、美亜とミアが暮らす家から
何度目かの絶叫が響き渡った



あの事件の後、本当に色々な事があった

それは当然かもしれない
シュバルツバルドの根幹に関わるほど深く根付いていた犯罪組織が
たった一組の冒険者パーティーによって壊滅に追いやられたのだから

その結果、天津特務隊、プロンテラ聖騎士団、シュバルツバルド国際警察
三国同盟の特殊機関が協力した初めての大捜査が行われ
一番のアジトだった大鉱山で確保された人員の自白から
共和国の重要な役職についている人間…大企業の重役…
裏社会との繋がりを明かされた者達が次々と逮捕されていった

だが、その逮捕劇の舞台が繰り広げられる中で
組織壊滅に関わった七人の存在が公表される事はなかった

それは、決して彼らの行いをプラスに考えている人間ばかりではなかったから

事実、この一ヵ月で国家としての存続すら危険と言われる程に
多くの重役達が逮捕され、シュバルツバルド最大の危機とまで言われた
その責任を彼らに負わせようとする人間が一部に存在したのも確かだったからだ

それに配慮した共和国大統領の決断が、彼等の存在を公開せずにいる事だった…


そして当然のように、俺達はこれを受け入れた

俺達にとって重要な事は只一つ、美亜を連れ戻す事だけだったから
別に正義感から行動したわけでもなければ
くだらない英雄願望を持っていたわけでもない

ただ、大切な仲間を助け出したかっただけ…


そして、もう一つ…とても、とても大きな事があった

美亜が、極秘にある人物に呼び出されたのだ
プロンテラ国王トリスタン三世…そう、かつて美亜が命を狙った相手…
命を捨てる覚悟だった美亜、そしてそれをさせまいとするゼット
二人が国王と会った時、その覚悟は無意味な物だったと思い知らされる事になる…

彼は、涙を流しながら、黙って美亜の頭を撫でてくれた
辛かったろうと、苦しかっただろうと…優しく、まるで父親のように…
その苦しみは、私などがわかったような口を聞いてはいけないものだろうけど、と
そう言ってくれた…


そして私は正式に、この国の人間になった
私とゼットが出会ったこの国の、大切な仲間達と巡り合わせてくれたこの国の
その一員となる事を、私は許された…


そして今

俺達は皆で喜びを分かち合っていた
私達は皆で喜びを分かち合っていた


久々のゆったりした時間、俺達はミア達のアパートでパーティをしていた
あの戦いの後、騎士団に協力する等でロクに時間も取れず、ゆっくり休む暇もなかった
そんな俺達の久々の休暇に、ミアの提案で開かれたこのパーティ
皆で用意した食事を皆で味わって、酒を持ち寄って騒ぎあった
そして、適度に酒もまわり、盛り上がってきた所で
美亜が戻ってきてくれた記念の筈のパーティは
美亜へのオシオキタイムへと突入していた

「それじゃ、いきますよー♪」「あぅあぅあぅ…」
最高にイイ笑顔を浮かべながら、レッドが美亜のオデコの前に右手をかざし…

スッコーン!!

「あいったぁぁぁぁぁ!!!」
響く絶叫と綺麗に響いた音に思わず目を背ける
ひょっとしたら一番良い音したんじゃねぇか…?
「はい、これで私の番はおしまいです。反省してくださいね♪」
最後まで、レッドは楽しそうだった
「うぅぅ…オデコがヒリヒリするぅ…」
ぐったりと机に突っ伏した美亜が情けない声を上げる
そのオデコは可愛そうな程に真っ赤になっていた
「全く…ちょっと苛め過ぎなんじゃねぇのか?」
「なーに言ってやがる、この程度で許してやってんじゃねぇか」
「そ~ですよ~、勝手に居なくなっちゃった美亜さんが悪いんですぉ~」
「美里…お前は飲みすぎだ…」
やれやれ、顔全体が真っ赤になってやがるこいつは…
「さて、これで全員ですかね?」
「さてな…提案した本人がやってねぇ気がするが」
そう、ウィンドの言う通りそもそもの言い出しっぺはミア
勝手にいなくなった美亜にオシオキを、などと言い出して
協議(?)の結果全員がデコピン一発と言う事で満場一致で可決された
只一人反対派にまわった俺を除いて…うーむ、我が妹ながら恐ろしいヤツ…

そういやミアの奴、さっきから姿を見てないが何処行ったんだ…?
そう思った時、奥の部屋のドアが開いた音が聞こえた
「何だ、部屋に戻ってたのかアイツ」
「………まさか………」「夕美?」
足音に振り返った時、そこに立っていたミアは普段の私服ではなく
しっかりとした冒険着、ダンサーの衣装に身を包んでいた

当然、愛用の鞭も携えて

「……えーと、ミア…さん…?」
思わず掛ける言葉が丁寧になる。久々に見たが、このモードのコイツはヤバイ…
正直俺もアブナイ、敵う気がしねぇ、目が据わってやがる
「う・ふ・ふ…もう皆終わったよねぇ…?」「お、おぅ、終わりましたんだぜ…?」
あぁ、ウィンドもダメだ、ありゃ完全に呑まれてやがる、言葉が変だ
「それじゃぁ…最後は私の番ですよねぇ…うふふふふ…」
「あ、あのぅ…ミアちゃん…や、約束が違うよっ!?」
「えー、そんな事ないですよぉ…
 私は「皆がデコピン一回」って言ったじゃないですかぁ…」
「うんうん、そうだよね!?鞭でぶつのはデコピンって言わないよね!?」
美亜は必死で言い返しているが、ミアは聞く耳持たずしれっと言ってのける
「そうですねぇ…でも~、皆『が』デコピン一回ですからねぇ…
 私も、とは言ってませんよぉ~」
「そ、そんなの卑怯だぁぁぁぁ!?!?!」
思わず席を立って逃げ出そうとした美亜だったが
ミアの恐ろしい鞭捌きの前にあっさりと絡め取られてしまう
……不覚にもちょっとエロくてイイなぁと思ってしまう俺…神様ゴメンナサイ、色々と

「それじゃぁ…部屋でゆっくり、続きしましょうねぇ…」
「いやー!許してー!助けてー!!殺されるー!!!」
満面の笑みでズルズルと美亜を引きずっていくミア
美亜の助けを求める潤んだ瞳を見て俺は思わず…
「ミア!」「なぁに…?」
にんまりと笑っているその顔は、まるで本当の悪魔か何かを連想させる
しかし、俺はそれに怯む事なく…!!!!

…怯む事…なく…
「…………あんまり、やりすぎないようにな」
「この薄情者ぉぉぉぉぉ!?!?」「はーい♪」
許せ、美亜…ああなったミアにゃ俺も逆らえんのだ…

「……えーと」
「あぁ、うん、言いたい事はわかるが、まぁ気にするな」
「はぁ…」
納得いかない表情の時雨に無理矢理納得させる
まぁ無理もねぇわな…戦場じゃあんな表情見せなかったしなぁ…
初見で混乱するなというのも厳しい話だ…
美里も呆気に取られたようで、パクパクと口を動かすだけで言葉もない
そういや、こいつもミアと狩りに行った事はなかったっけなぁ
「…一杯やるか」
ウィンドがグラス一杯の酒を差し出してくる
「…何に?」「……美亜の無事に」「乾杯」
その場にいる全員が、無意識の内にグラスを打ち付けていた

「きぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「あっははははははは!!!!!」

そして夜のアルベルタに
痛々しい叫び声と、歓喜に満ちた笑い声が響き渡るのだった…



「うぅぅ…まだちょっとジンジンする…」
結局どれくらいの時間ビシバシやられたのか覚えてない…
危うくアブナイ何かに目覚めるところだったよ…
最後にお情けのヒールは1回貰ったものの、結局全身が痛くて身動きとれず
自分の部屋のベットでグッタリしてると言うわけ…
「それにしても…私のおかえりパーティじゃなかったのこれ…」
文句言えた義理じゃないんだけど…
何だかちょっと理不尽な気持ちがふつふつと湧いてくる

……でも、最後の最後に
優しくギュっとしてくれて、言ってくれた
(もう、二度と居なくなったりしないでくださいね…)
その声は本当に悲しそうで、辛そうで
その一言だけで、私がどれだけ酷い事をしたのかと、改めて思い知らされる
それと同時に、私はここに居ていいんだ、と実感させてくれた…

「今度逃げたらこんなものじゃすまないとか言われた気もするけど…忘れよう」
うん、忘れよう、ワスレヨウ

「そういえば…さっきから静かだなぁ…」
どうしたんだろう、ちょっと前は話し声が聞こえてたのに
今は全くなくなっちゃった
「どうしたんだろ?」
まだちょっと痛む体を何とか起こし、引きずるようにして部屋を出てみる
「明かりが消えてる…」
でも真っ暗な感じがしないのは、リビングの窓から差し込む月の明かりお陰
この部屋のちょっと気に入ってるところ…
そして蒼白い月光に照らされるリビングの様子を覗き込んで見て、あぁ納得
ソファーに横になってたり、机に突っ伏してたり、み~んな寝てる
それにしても…これは…
「やれやれ…ひっどい有様…」
空いた酒瓶が転がってるし、おつまみもちょっと散らばってる
人がミアちゃんにヒィヒィ言わされてる時にどれだけ騒いでたんだか…
うん、絶対掃除だけはさせてから帰らせよう…
どう見ても女の子二人暮しの部屋じゃないよコレ…

呆れ顔になりながら部屋を見回していた私は、ふと気が付く
「……あれ?ゼットがいない」
リビングの何処にも、ゼットの姿が見当たらない
はて?と思った時、ベランダへ出る大窓が少し開いているのが目に付いた
月の光に誘われるように、私はふらふらと(実際まだ体が痛いのよ~)ベランダへ出る
「わぁ…」
少し冷たい外の空気、そして綺麗な満月が
何とも言えない世界を作り出していて、私は思わず息を呑んだ
その時突然後ろから声が聞こえる
「ヒールっと」
私の体が光に包まれ、体から痛みが消える
その声は聞き覚えのある、あの人の声だった
「ゼット、そこにいたんだ」「あぁ、ちょっと前からな」
ゼットは屋根の端に腰をかけてグラスを傾けていた
「散々だったなぁ、随分しごかれてたじゃないか」
「よく言うよ、他人事みたいに…私を見捨てたくせに~」
思いっきり拗ねた顔をして睨みつけてみる
するとゼットは本当に申し訳無さそうにして
「悪かったって…ああなったら俺もどうにもならねぇんだ、堪忍してくれ」
まぁ…言いたい事はわかるし、勘弁してあげよう…私もそうだしね…
あのミアちゃんには逆らえる気がしない…
「ねぇ、そっち行ってもいい?」
「どうぞどうぞ、って別に俺に許可取る必要はないんじゃないか?」
「んー、ほら、一人で静かに飲みたいとか、私が居ると酒が不味くなる、とかさ」
「んなわけねぇだろ。来るなら来なよ」「それじゃま、遠慮なく…」
ぴょんと、軽くひと飛びで屋根の上へ上がり、ゼットの隣へと座る
そんな私を、彼は呆れたようにじーっと見ていた
「な、何?」
「いや、何、お前そんだけ身軽なの延々と隠しつづけてたのな、と」
「あ、あははは…それは言いっこなしって事で…」
うぅ…やっぱりゼットも怒ってるのかなぁ…当然だよねぇ…
「ま、いいけどな」
あれ、いいんだ…
「俺も聞かなかったし、お前だって、言いたくなかったんだろうしな」
「ゼット…」「だからいなくなったりしたんだよな~?」
思いっきり意地悪な顔で言ってくる
「うぅ…やっぱ怒ってる」
「当たり前だ、勝手にいなくなったりしやがって」
「ごめんなさい…」「もう少し、信じてもらいたかったモンだな」
そう、だよね…私は結局、皆を裏切っていたんだから…
私がもっと、皆を信じていれば、本当の事を話していれば…
「ま、最終的には連れ戻せたんだ、それで良しとするさ
 それに、信じてくれたんだろう?あそこまで導いてくれたんだから、な」
きっと顔に出てしまったんだろう、ゼットが優しく言ってくれる
「うん…ありがとう、ゼット…」

私達はそのまま、暫くお互いに何も言わないまま
ただ静かに月を眺めていた
「……なぁ、美亜」「ん~?」
ゼットが突然、ちょっと真面目なトーンで切り出す
「ちょっと、変な事言うかもしれないけど、聞いてくれるか?」
「どしたの?改まっちゃって。そのゼットが既に変なんだけど」
「ほっとけ」
あ、拗ねてる拗ねてる…ちょっとさっきのおかえしが出来た気分
「…あのな、もし俺が……お前の事を好きだって、言ったら…どうする?」
「えーと…」
どういう意味だろう?ゼットが私の事を好き?
「んー、そりゃまぁ、嬉しいけど」「ほんとか…?」
「うん、だって私も好きだもの」「……んな」
私としては、極普通に返したつもりなのに、ゼットは妙な声を上げる
「だって、皆大好きだよ?ゼットの事も、ミアちゃんの事も…皆、みんな」
「……はぁ、そういう意味ね、お前さんが言ってるのは」
「え?え?…何か違った?」
「あほぅ、全然違うわ」「あいた!」
そう言って軽く小突かれる
「うぅ…じゃぁ何なのよ…」「好きって事は、他に幾つもあるようなもんか?」
「えー…っと……………え?」
それ以外って事は…ひょっとして…て言うかひょっとしなくても…
「恋愛対象、もっと言っちまえば…一人の女性として好き…って事だ」
「え、えぇぇぇ!?」「バカ、うるせぇって」
思わず声が大きくなってしまう

だって、ゼットが…私の事を…好き?そういう意味で?

「えと、えっと…その、ゼット、酔っ払ってる?
 そ、そうだよねきっと!何か顔赤いしっ!」
突然の事態に頭が回らない、あたふたと視線が定まらない
「ぬかせ、あの程度の酒で酔う程弱かねぇよ」
「あぅ…それは…」
そう、確かにリビングには結構なお酒の空瓶が転がってたけど
あの量全部呑んでるわけはないんだし、ゼットが酔っ払ってる所なんか見た事ない
「…本気?」
「冗談でこんな事言うか、こんな真面目な顔して
 いくら俺が捻くれてるからってそれは流石にしねぇぞ」
自分で言うか…自分で…ってツッコミ入れてる場合じゃないよ…
ゼットが…私の事を…でも…私は…
「……でも、私には…そんな資格」
そう、私にはそんな風に言ってもらえる資格なんか
そう言おうとしたら、頭を抱えられた

「まーだ言うかそんな事をッ!」
ぐりぐりぐりぐり
「痛い痛い痛い!ちょっと、ホントに痛いっ!」「まったくもう!」
ううぅぅ…思いっきりぐりぐりされた…今日は痛い日だ…
「な、何するのよぅ…」「何するのじゃないよまったく…」
心底呆れたようにゼットは溜息を一つつくと
「俺が聞きたいのはそんな事じゃないの
 お前が俺をどう思ってくれてるか、それだけだ
 資格がどうのとか、そんな下らない事はどうでもいいんだよ」
「下らない事って…」
「下らない事だろうが。お前は、あの時自分を殺そうとした時と
 同じ事を言おうとしたんだぜ?」
……そっか、そういえばあの時もそれで怒られたっけ…
「でも…」
「そんな断り文句じゃ俺は諦めないからな
 お前の気持ちを聞くまで、ずっと追っかけまわしてやる」
「ゼット~、それってさり気にストーカー宣言じゃない…」
「構うもんか、それが嫌なら嫌いなら嫌いって言ってくれりゃいい」
あ、開き直っちゃった…まったくもう…


「……バカな事言わないでよ…嫌いなわけ、ないじゃない」
そう、嫌いなんて、そんなわけない…
「……貴方がいなきゃ、私は生きていられなかった
 …貴方がいなきゃ、私は皆と出会えなかった…
 貴方がいなきゃ…私は皆を救えなかった…」
そして、何よりも…
「あの日、貴方が抱き締めてくれた温もりを、忘れた事なんてなかった…」
頭を抱えられてた筈なのに、何時の間にか抱き締めて貰っていた
「やっぱり暖かいね、ゼットは…」「そうかな…?」
「うん…でもね、ゼット…本当に私なんかでいいの?
 わかってると思うけど、私…マトモな生き方なんかしてきてないよ?」
「……証明、してやろうか」
ぽつりと、ゼットが呟く。どういう意味?
「え?それってどういうこ…んんっ!?」
最後まで言い切る前に、ゼットが私の唇を奪っていた
「んん…ん……」
突然の事に体が固まる、振りほどく事も出来なくて
私は黙ってそのキスを受け入れていた
「ふぁ……ばかぁ、突然すぎるでしょ…」
「言ったろ、証明してやろうかって。それとも、嫌だった?」
うく…こいつめ…しれっと言っちゃって…こっちが恥ずかしいよ…
「…嫌じゃ、ないけど」「そっか」
体を預けると、片腕でそっと優しく抱き留めてくれる
「ファーストキスは、お酒の味…っと」「…スマン」
ちょっと、嫌味を言ってみた
本気ですまなさそうな顔をしているゼットを見て
それさえも幸せだと思えた
「…ねぇ、ゼット」「ん?」
「私…ここに、居ていいんだよね…?」
「当たり前だ…むしろ、居てくれないと困る」
「……うん」


「……お兄ちゃん…」
屋上で二人が想いを伝え合っていたその言葉を、私は窓際で聞いていた
「…ミアさん、起きてたんですか」「え…」
ソファーに横になっているレッドさんが、そのまま声を掛けてきた
びっくりした…寝てるとばっかり思ってたのに…
「あ…えーと…うん、まぁ」
言葉に詰まる、まさか盗み聞きをしていたなんて言えないしなぁ
「……よかったんですか?貴女は」
優しく、問い掛けてくる…あぁ、何だ、知ってたんだ…
「……はい、二人ともお似合いだと思うし
 それに……やっぱり私達は、兄弟ですから」
改めて言葉にすると、胸がズキンと痛かった
「でも…やっぱりちょっと、泣いてきますね…
 二人が私に教えてくれた時に、ちゃんと祝福できるように…」
「ええ…そうなさい…」
リビングを後にしようとして、少し振り返る
「レッドさん…」「はい?」
「いつか…私にも、恋をしたいと思える人が…
 心の底から、誰よりも大切だと言える人が、現れるでしょうか?」
「ええ、いつかきっと…」「…ありがとうございます」
そうして、自分の部屋へと消えていったミアを見送りながら
(さてさて、彼女は吹っ切れたようですが
こっちはいつになったら進展するのやら…)
寄り添うように二人で壁にもたれ寝息を立てているウィンドと時雨を見て
レッドは一人思うのであった…


冷たい夜の風の中寄り添うように、暖めあうように、私達はただ月を眺めていた
「ゼット…お願いがあるんだけど聞いてもらえる?」
「俺に出来る事なら、なんでも」
ちょっと恥ずかしいけど、思った事を言ってみる
「えっと、ね…もう1回、今度はちゃんと不意打ちじゃなく…キスしてくれるかな」
「でも…酒のニオイ、まだするぜ?」「いーの、わかってるから」
そう言って問答無用で目を瞑る
「わかったよ、お前が望むなら…」
スッと、ゼットの手が頬に触れるのがわかった
「ねぇ、ゼット…」「ん?」
「これからも…よろしくね…」「あぁ、こちらこそ…」
そうしてもう一度、私の唇が彼の唇と触れ合う…

月はただ、優しく静かに、辺りを照らし出していた…
                             End...
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by Z_oldriver | 2008-02-16 00:41 | 長編?[そして「人」に還る日]
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